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新学習指導要領について
 
I 学習指導要領改訂のおもなポイント
(1)教育基本法の改正等で明確になった教育理念を踏まえて教育内容を見直す
能力の伸長、創造性、職業との関連を重視
公共の精神、社会の形成に参画する態度
生命や自然の尊重、環境の保全
伝統と文化の尊重、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛し、
他国を尊重、国際社会の平和と発展に寄与
(2)学力の重要な3つの要素を育成
基礎的な知識・技能をしっかりと身に付ける
知識・技能を活用し、自ら考え、判断し、表現する力をはぐくむ
学習に取り組む意欲を養う
 
[小学校]
※6年間の合計標準授業時数(1単位時間は45分、授業は年間35週(1年生は34週))
数字は1週間当たりの標準授業時数
国語・社会・算数・理科・体育の授業時数を6年間で約1割増加します
週当たりの授業時数を1・2年生で週2時間、3〜6年生で週1時間増加します
国語:1・2年生で週9時間に増加
算数:2〜6年生で週5時間に増加
理科:4〜6年生で週3時間に増加
体育:1〜4年生で週3時間に増加
外国語活動:5・6年生で週1時間新設
[中学校]
※3年間の合計標準授業時数(1単位時間は50分、授業は年間35週)
国語・社会・数学・理科・保健体育・外国語の授業時数を3年間で約1割*増加します
週当たりの授業時数を各学年で週1時間増加します
*選択教科の実態を踏まえた数字です
国語:2年生で週4時間に増加
社会:3年生で週4時間に増加
数学:1・3年生で週4時間に増加
理科:2・3年生で週4時間に増加
保健体育:各学年で週3時間に増加
外国語:各学年で週4時間に増加
 
III 主要教科の学習指導要領改訂のポイント(文部科学省発表から抜粋)
[目次]
ここでは、以下の各ポイントについて解説しています。必要な項目をクリックしてください。
#小学校国語科改訂のポイント
#小学校社会科改訂のポイント
#小学校算数の改訂のポイント
#小学理科の改訂のポイント
#小学校生活科の改訂のポイント
#小学校外国語活動のポイント
#中学校国語科改訂のポイント
#中学校社会科改訂のポイント
#中学校数学科改訂のポイント
#中学校理科改訂のポイント
#中学校音楽改訂のポイント
#中学校技術・家庭科改訂のポイント
#中学校保健・体育改訂のポイント
#中学校外国語活動改訂のポイント
文部科学省発表の各教科の改訂のポイントはこちら
 
[小学校国語科改訂のポイント]
言語力育成の中核を担う教科として、生活や学習に必要な能力を身に付けるため、
記録、報告、解説、推薦などの言語活動を充実
(言語活動例を「内容の取扱い」から「内容」に格上げし、記述の具体化)。
話題や取材、交流などの指導事項を新たに定め、指導のプロセスをより明確化。
ことわざ、故事成語、伝説、古文・漢文の音読など古典に関する指導を充実。
[小学校社会科改訂のポイント]
47都道府県の名称と位置、世界の主な大陸と海洋、
主な国の名称と位置など学習や生活の基盤となる知識についての学習を充実。
我が国の代表的な文化遺産や縄文時代の生活など、我が国の伝統や文化についての学習を充実。
環境や防災、情報化、法や経済の基礎となる内容など、よりよい社会の形成への参画にかかわる学習を充実。
[小学校算数の改訂のポイント]
基礎的・基本的な知識・技能の確実な定着のため、発達や学年の段階に応じた反復(スパイラル)による指導を充実。(複数学年にわたり指導内容を一部重複させるなど)
国際的な通用性、内容の系統性の確保や小・中学校の学習の円滑な接続等の観点から必要な指導内容を充実。(図形(合同、対称など)や数量関係(文字式など)に関する指導の充実など)
知識・技能を活用する力を育成し、学ぶことの意義や有用性を実感できるよう、数量や図形についての知識・技能を実際の場面で活用する活動などの「算数的活動」を指導内容として学習指導要領に規定。
[小学校理科の改訂のポイント]
基礎的・基本的な知識・技能の定着のため、科学の基本的な見方や概念
(「エネルギー」、「粒子」、「生命」、「地球」) を柱に、小・中学校を通じた内容の一貫性を重視。
国際的な通用性、内容の系統性の確保等の観点から、必要な指導内容を充実。
(「物と重さ」、「人の体のつくり」等)
科学的な思考力・表現力等の育成の観点から、観察・実験の結果を整理し考察する学習活動、
科学的な概念を使用して考えたり説明したりするなどの学習活動等を充実。
科学を学ぶことの意義や有用性の実感及び科学への関心を高める観点から、
日常生活や社会との関連を重視し改善。
[小学校生活科の改訂のポイント]
気付きをもとに考えたりすることなど、気付きを質的に高める観点から、
活動や体験を一層充実するための学習活動を重視。
児童を取り巻く環境の変化を考慮し、安全教育に関する内容を充実、自然の素晴らしさ、生命の尊さを実感する指導を充実。
地域の出来事などを身近な人々と伝え合う活動を行い、人とかかわる楽しさが分かり、進んで交流できるようにする旨の内容事項を新設。
[小学校外国語活動のポイント]
積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成と、
言語・文化についての理解を深めることをねらいとして、高学年に導入。
身近なコミュニケーションの場面(挨拶・買い物・食事・子供の遊び等)について
音声面を中心にALT等とコミュニケーション活動を行い、コミュニケーション能力の素地を育成。
(中学校における外国語教育とあいまって、外国語教育を充実)
日本と外国の言語や文化の違いを知り、国語や我が国の文化についても理解を深める指導を充実。
 
[中学校国語科改訂のポイント]
言語力育成の中核を担う教科として、生活や学習に必要な能力を身に付けるため、批評、評論、論説などの言語活動を充実。
(言語活動例を「内容の取扱い」から「内容」に格上げし、記述の具体化)
取材、構成などの指導事項を新たに定め、指導のプロセスをより明確化。
我が国の言語文化に親しむことができるよう、古典の指導を重視するとともに、近代以降の代表的な作家の作品を取り上げること。
[中学校社会科改訂のポイント]
日本の諸地域及び世界の諸地域の地誌学習を充実
我が国の歴史の大きな流れの理解を重視して、学習指導要領の規定の仕方を見直すとともに、近現代に関する学習を充実。
法や政治、経済などの基本的な概念・基本的な考え方についての指導を充実するとともに、それらの概念を活用して、課題を追究する学習を充実
様々な伝統や文化、宗教に関する学習を充実
[中学校数学科改訂のポイント]
基礎的・基本的な知識・技能の確実な定着のため、発達や学年の段階に応じた反復(スパイラル)による指導を充実。(小・中学校で指導内容を一部重複させるなど)
国際的な通用性、内容の系統性の確保や小・中学校の学習の円滑な接続等の観点から、必要な指導内容を充実。(「資料の活用」を新設し、統計に関する指導を充実など)
知識・技能を活用する力を育成し、学ぶことの意義や有用性を実感できるよう、既習の数学を基にして数や図形の性質を見いだす活動などの「数学的活動」を指導内容として学習指導要領に規定。
[中学校理科改訂のポイント]
基礎的・基本的な知識・技能の定着のため、科学の基本的な見方や
概念(「エネルギー」、「粒子」、「生命」、「地球」)を柱に、小・中学校を通じた内容の一貫性を重視。
国際的な通用性、内容の系統性の確保等の観点から、必要な指導内容を充実。
(「イオン」、「遺伝の規則性」、「進化」等)
科学的な思考力・表現力等の育成の観点から、観察・実験の結果を分析し解釈する学習活動、科学的な概念を使用して考えたり説明したりするなどの学習活動等を充実。
科学を学ぶことの意義や有用性の実感及び科学への関心を高める観点から、
日常生活や社会との関連を重視し改善。
[中学校音楽科改訂のポイント]
表現活動及び鑑賞活動において共通に必要となる能力を示した〔共通事項〕を新設。
民謡、長唄など我が国の伝統的な歌唱の指導を重視するなど邦楽の指導を充実。
歌唱教材について、「赤とんぼ」、「荒城の月」など我が国で親しまれてきた曲を具体的に規定。
[中学校技術・家庭科改訂のポイント]
ものづくり教育の充実や持続可能な社会の構築等に対応する観点から、
エネルギー変換や生物育成等に関する学習を必修化。技術を適切に評価・活用するための指導事項を新設。
情報化の進展に対応する観点から、著作権の保護等の情報モラルに関する学習を充実。
ディジタル作品の設計・制作に関する学習を必修化。
少子高齢化等に対応する観点から、家族と家庭に関する教育を一層充実。
(「幼児との触れ合い」に関する内容の必修化)
食育の推進の観点から、食事の役割や調理に関する内容を一層充実。
(地域の食材を生かした調理など、地域の食文化の理解の必修化)
[中学校保健・体育科改訂のポイント]
健やかな体の基礎となる身体能力と知識を定着させ、運動を豊かに実践していく観点から、
発達の段階に応じた指導内容の明確化・体系化。
多くの領域の学習体験をさせた上で、自らに適した運動を選択できるようにするため、
第1学年及び第2学年を通じて、選択であった「武道」と「ダンス」を含めて、すべての運動領域を必修化。
個人生活における健康・安全に関する内容を重視する観点から、
自然災害に伴う傷害の防止や医薬品についての指導を充実。
[中学校外国語科改訂のポイント]
聞く・話す・読む・書くを総合的に行う学習活動を充実。(現行は、聞く・話すに重点)
語数を1200語程度に増加。(現行は、900語程度まで)
外国語で発信しうる内容の充実を図る観点から、教材の題材の例として、
我が国の伝統文化と自然科学を追加。
 
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